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ことば(言語)の活動

暑い暑い夏が終わり、やっと秋が来ましたね。

お外に出るには最高の季節♪

でも長くは続かないんだろうな~と思いつつ、気持ちいい秋の季節を満喫できるよう天気のいい日はお外に遊びに出かけていますよ(^_-)-☆

「やっほー!」

久しぶりのどんぐり広場だよ♪

広い場所でボールで遊んだり走ったりと思い切り体を動かすことができて気持ちよさそうでした。

鉄棒ではたくさんのお友だちがぶら下がって力持ちなところを披露してくれていますよ☆

こんなことまでできちゃいますよ!すごーい✨

お砂場で遊んだり、小さな虫を見つけてみんなで観察したりとお部屋ではできないことをいっぱい楽しみました(*^-^*)

 

室内では子どもたち一人ひとりが思い思いに「おしごと」をしています。

「おしごと」と聞くと、大人から与えられるもの?お当番活動?のように感じられるかもしれませんがそうではなく、

子どもたち自身が選び、満足するまで繰り返し、自分のタイミングで終えるまでの活動をそう呼んでいます。

こちらは「手先の洗練のための教具」

生活していくうえで必要な手の動きを練習しています。最初は上手くいかないことが多いですが、先生がお手本を見せたり、子どもたち自身がさまざまに手を動かして考えたりと、じっくりと取り組んでいます。

何十分も集中していることもあります。

その様子を見ているともどかしく、ついつい口や手を出してしまいそうになりますが、そこはぐっと我慢!(大人には忍耐が必要!笑)

できた!ときの満足そうな表情はとってもすてきですよ(*^-^*)

 

おしごとの中に「ことば(言語)の活動」というものがあります。

0~3才はことばの発達がめざましい時期。まだ話せない赤ちゃんでも毎日ことばのシャワーを浴び、無意識のうちに吸収していきます。

なので、保育室でも生活の中で使うことば一つ一つを大切にしています。

生活そのものが「ことば(言語)の活動」ととらえることもできますが、目に見える活動として取り入れているものを紹介したいと思います(^^)/

 

動物や家具などのレプリカと一緒に、毎日給食で使う野菜を棚に並べています。

登園すると、「今日は何があるかな」と棚をチェック。

「きゅうりだね」「パプリカ、大きいね」

野菜の名前と一緒に、実際に手で触れ、質感やにおいを感じています。

マットの上に一つずつ並べ、ゲームのような活動をすることもありますよ。

ときどき、強く触りすぎて野菜が折れてしまったり、削れてしまったりすることもありますが、それも経験。力加減を学んだり、ものを大切に扱うことを学ぶ機会になります。

調理員さんが出勤したら、みんなでボールをキッチンへ運び「おねがいします」

給食のサラダの中に「パプリカあった!」と見つけ嬉しそうな子どもたちでした(*^-^*)

 

実物を使っての活動以外には、「絵カード」も子どもたちが好きな活動の一つです。

これは「楽器」のカード

先生がカードを箱から取り出して、一つ一つの名称を言いながらマットの上に並べていきます。

次は先生が言ったカードを子どもたちが見つけます。

見慣れないものや、長い名前の難しいものもありますが、何回か繰り返すうちに覚えていきますよ。そしてどんどん語彙を増やしていきます。

常時、8枚×4種類のカードが置いてあり、半月~1ヶ月程度のペースで入れ替えているので、それらを全部覚えたとすると、1年間で400語以上のことばを覚えることになりますね。

絵本を見るのもことばの活動の一つですね(*^-^*)

先生と一緒に、お友だちと、一人でじっくりと

活動のスタイルは様々です。

 

こちらは朝のおやつを準備しているところです。

一見、ことばの活動とは関係ないように思えますが、クッキングは言葉の宝庫です。

クッキングをする中で触れられるものには、道具の名前、調理の工程の名称、さまざまな感触を表す言葉などがありますね。

それら一つ一つを大人は丁寧に伝えていきます。

ものを指して言うときに、単に「これ」「それ」ではなく「まな板を机の上に出してね」「剥いた皮はざるに入れるよ」など正しい名称を使うこと

「ちょっきん、してね」などの赤ちゃん言葉は使わず「バターナイフで切るよ」と正しいことばで話すこと

などを大切にしています。

おやつが準備できたら、トングを使って自分でバナナを盛りつけます。

「〇〇ちゃんが切ってくれたバナナ、おいしそうだね」「いくつ入れる?」ここでもことばをたくさん使いますね。

 

このように、一日を通してさまざまなことばに触れながらそれを自分のものにしていく時期の子どもたち。

どんなことばも、発音やイントネーションも含めすべてスポンジのように吸収していきます。

いつのまにか家族の口ぐせをまねしていた、なんて経験がありませんか?

おとなは自分が常に子どもにとってのお手本であることを意識したいですね。

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